実績紹介

富山公共下水道松川処理分区 雨水貯留施設導水管土質調査

地盤調査平成23年度富山市上下水道局様

近年発生している集中豪雨、ゲリラ豪雨に伴い、既設の合流式下水道には生活排水に加え大量の雨水が混じり、下水を全量流すことができず一部が松川へと放流される汚水被害が生じています。このような豪雨時における松川への汚水被害を解消するため、富山市上下水道局において雨水貯留施設導水管の設置が計画され、当社がその土質調査業務を実施しました。

調査内容としましては、ボーリング調査により雨水貯留施設導水管の施工深度の土質性状及び周辺の地下水分布状況を把握し、現場透水試験にて地盤の透水性を確認しました。

 

雨水貯留施設導水管の施工計画深度における土質性状を事前に把握しておくため、深度20mのボーリング調査を4箇所実施しました。

ボーリング調査より得られる土質構成データは、その地点でのポイントデータですが、調査した4箇所のポイントデータを結びつけることで、施工深度にはどのような土質が存在しているかの想定が可能となります。この想定された土質構成を土質断面図や地下水分布として表現します。

富山公共下水道松川処理分区 雨水貯留施設導水管土質調査
(参考図)別地点の地質断面図例

 

また、導水管が設置される深度は地下水位より深いため、導水管の施工時には地下水対策が必要となります。地下水対策にとっては地盤から水が流出しやすいかどうかが大きな問題であり、その判断基準となる地盤の透水係数を現場透水試験により求めています。

以上の調査により、設計施工に必要な土質性状および地下水の分布状態の把握を行いました。

担当者から

この雨水貯留導水管土質調査業務は中心市街地における計画のため、調査対象区間も交通量の多い道路付近や歩道内、市民が多数利用する公園内が主となります。したがってボーリング調査地点は、可能な限り通行人や車両に迷惑がかからない場所を選定する必要がありました。

このため、関係各位の要望も踏まえて検討を重ね、数回にわたる現地協議を経て何とか調整することができました。

湯川 公靖

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