実績紹介

鋼構造

朝日小川ダム外ゲート設備等健全度評価

2013年度 / 富山県

(1)業務の概要

本業務では、富山県土木部が所管する16ダムのうち、朝日小川ダム、大谷ダム、舟川ダム、和田川ダム、熊野川ダム、久婦須川ダムについて、ゲート設備等の健全度評価を行いました。

本業務は、「ダム用ゲート点検・整備・更新検討マニュアル(案)(国土交通省2011年4月)」に基づいて、別途策定される維持管理計画の基礎資料となる、「基本事項の整理」及び「中長期計画の策定・健全度評価」を行いました。

(2)業務の特徴

現地調査により、対象となる設備の使用条件や環境条件を確認し、完成図書や維持管理履歴等の資料より、設備の設置目的、機能、状態を把握し、設備区分や構成要素、整備・補修履歴を整理しました。それらのデータを元に設置条件(使用・環境)や設備の重要度等により設備の優先順位を設定し、水門メーカーが実施した点検結果資料より各装置・機器の健全度評価を確認し、維持管理の必要性について整理を行いました。

担当者から

ダムのゲート設備はダム貯留水の取水・放流、流量調節等の治水・利水機能により、国民の生命・財産を守り、快適な生活を送る上で欠かせない設備です。既存ストックは、高度経済成長期以降に整備されたものが多く、老朽化対策が必要な時期を迎え、設備の信頼性を確保しつつ、効率的・効果的な修繕・更新等の維持管理を実施することが課題とされています。

当社の保有する技術と知識で、それらの維持管理に貢献したいと思います。


第一土木部 設計第一グループ 青木 大樹