実績紹介

水力発電

新大長谷第一発電所実施設計

1998年度 1997年度 1996年度 平1995年度 / 富山県

本発電計画は、既設の大長谷第一発電所(4,000kW)の老朽化に伴って、最大出力を7,500kWに増強する再開発です。

新大長谷第一発電所は、富山市八尾町庵谷地内の井田川(大長谷川)左岸に設置する取水口と、既設大長谷第五発電所の放水路から合計最大6.00m3/sを取水し、延長約5,300mの導水路にて富山市八尾町薄尾地内の大長谷川左岸に導水し、有効落差約152mにより、最大出力7,500kWの発電を行った後、仁歩発電所の中山調整池上流の左岸に放水するものです。

本発電所は、導水路トンネル工事費の更なるコストダウンを指向するため、新エネルギー財団の実証試験地点として、掘削直後の早期覆工による支保工・吹付の軽減が期待できる「一体型TBM工法」を採用しました。

また、余水路についても、既設水圧管路を流用するなど、コストダウンを図っています。